チキンのローズマリー風味について
私たちは、ヨーロッパではハーブが料理にとてもよく使われていると、聞かされています。聞きなれない言葉に「ハーブちょっと苦手なんだよね」とおっしゃる方もおられます。しかし、実は知らないうちにたくさんの料理で使われています。
考えてみれば日本でもシソ、ネギ、生姜、ミョウガ、山椒、わさびなど沢山のハーブがあり、日々利用していますよね。これらハーブ類は、その地の食文化を強く特徴づける大きな要素となっています。ぜひ、いろいろと楽しんでみていただきたいと思います。
イタリア料理でよく使われるハーブはイタリアンパセリ、バジル、セージ、ベイリーフ、タイムそしてローズマリーなどでしょうか。
(こう並ぶと1970年頃のサイモンとガーファンクルのヒット曲「スカボローフェア」をどうしても思い出してしまいます。話はまた変わりますが、私はタラゴンを入れたオムレツが大好物です。閑話休題)
ローズマリーは元々地中海周辺に自生していたもののようで、原語はギリシャ語の ros maris (海の雫)らしいです。とっても詩的でしょ。
あらかじめ秘伝?のマリネ液に漬け込んでおいたチキンに、ニンニクとこのローズマリーを使って、オーブンで焼き上げて「チキン ローズマリー風味」としてお出ししています。イタリアでもとても人気の家庭料理です。レモンを絞っていただくと幸せを感じます。
以前三晩続けてこれを食べに来て下さったイギリスからのご婦人が作り方を教えろと僕に迫った事がありました。
ランチでも、ディナーでもご用意しています。お陰様で、とてもご好評です。