テンダロッサのホームページは こちら です。

2014年12月18日木曜日

Buona sera 4



  スパゲティをきれいに食べるのはなかなかむつかしい。
シャツやネクタイに飛んでその日1日気分が悪いことだってある。少なくともサラリーマン時代の僕にはあった。今夜は憧れの彼女との初デートで、めかし込んで出てきた仕事中の昼飯のことだ。全くがっかりだ。スパゲティが憎い。
なーんてご経験はありませんか?

  やはりイタリア人がとても上手に食べますので(当然だ!)彼らの食べ方を見ましょうね。
  フォークを右手にペンを持つように(人によっては棒を握るように)持ちます。皿の端の方から少なめにとり、フォークを時計回りに回して巻き取ります。彼らは絶対に左に回しません。悪魔がやってくるからと言われているそうです。(ポイント①ここで多く取りすぎて、あとで口があーんぐりになっちゃうと実に困る)
  全部巻いてから初めて口に運びます。しっかり口を開けてパスタを口の中に入れてしまいます。彼らは絶対にすすりません。(まあ、すすれないのですが。)すすると服に飛びます。服に飛ぶとパスタを食べたくなくなります。するってえと、あっしのショウベエ(商売)がつらい。だから、パスタはすするな! (ポイント②ちゃんと口に入れる、すするな!)
しかし、うどんやそばはヤッパリ、ずずーって、すすらないとおいしくないですね。
  ところで最後に残った短いパスタやソースはどうやって食べるか聞きたいでしょう?
イタリアの人はパンを左手にフォークを右手に、パンにソースをつけながら、短くなったパスタはパンに寄せて、上手に食べていました。お皿はきれい。(ポイント③パンを使う)